ときしらずラーメンの通な食べ方
先日、インスタグラムでメッセージをいただいた宮古市のヴァリオス岩手さんを訪問↓
そのときにヴァリオス岩手さんに
「この辺で美味しいラーメン屋さんはないですか?」と聞いてみた。
というのも盛岡を地元とするオレは、宮古市からの帰り道に美味しいものを食べて帰ろうと思ったからだ。
すると、ヴァリオスさん、大槌町にあるラーメン店『麺匠ときしらず』さんを紹介してくれた。
ついでに『通な食べ方』も教えてくれたヴァリオスさん。
ほうほう。それはありがたい。
なぜなら、通な食べ方を知ってるか知ってないかは重要な問題だからだ。
じゃじゃ麺だって、通な食べ方を知らなければ『酢やラー油を入れずに食べたり』『チータンを食べずに店を出たり』という失態をしてしまう。
ちなみにオレはラー油派ではなく、ごま油派だ。
ということで、その通な食べ方を知り得たオレは早速、岩手県大槌町にある『麺匠ときしらず』さんへ。
結果はこちら⇩
理容師さんのラーメン探求が始まった
震災後、地元大槌町の名産品を使って何か作れはしないかと考えたときしらずの店主さん。
当時、専業理容師だったにもかかわらず、地元大槌町の新巻鮭を使ったラーメンを作りたいと思い、ラーメン作りの研究をスタート。
そこにこまかな理由など存在しなかった。
「ラーメンが好きだから」
「うめぇラーメン食いてぇから」
このシンプルな思いがときしらずさんを突き動かした。
とはいえ、理容師さんがラーメンを作るとなると一筋縄ではいかなかった。
同じ刃物とはいえ、ハサミと包丁はやや違う。
二枚刃のカミソリと一枚刃のカミソリくらい違う。
同じ麺類とはいえ、髪の毛とラーメンもやや違う。
細麺と太麺くらい違う。
完全独学ではなかなか前に進まない。
そう思ったときしらずさんは、あるラーメン屋さんに教えを乞うことにした。
理容師のお仕事をするかたわら、その秘密のラーメン屋さんで秘密の特訓。
ラーメンの基本を覚えながら、オリジナルの新巻鮭ラーメンの研究も進めた。
そのラーメン研究の過程で、ときしらずさんは『大槌ラーメン研究会』なるものを立ち上げる。
理容師なのに。である。
並々ならぬ情熱である。
そして、このラーメン研究会が現在の『麺匠ときしらず』の前身となる。
しかし、当時はまだ「ラーメン屋になるとは夢にも思わなかった」というときしらずさん。
「そりゃそうです。理容師なんですから」という言葉をグッと飲み込むオレ。
そんな時、
「震災後に新しくできた大槌駅構内に店を出さないか?」という話が舞い込む。
ちなみに大槌町にはひょっこりひょうたん島のモデルとなった島がある。
なので、大槌駅もひょっこりひょうたん島の形をしている。

そんなひょっこりな流れにのったときしらずさんは、大槌駅にいよいよ『麺匠ときしらず』を立ち上げることとなる。
それまで研究に研究を重ねてきた地元大槌の特産品である新巻鮭を出汁につかった新巻鮭ラーメンをメインにしたメニュー構成だ。
評判は上々だった。
- 麺とからめた新巻鮭のスープが美味しい
- 上品な味わい
- 丁寧に作り込んでいる
など。
しかし、ある事態が発生。
-768x1024.jpg)
ときしらずさんの鮭アレルギー発症による新巻鮭ラーメンの販売終了。
そして今、大槌の特産品をいかした新たなメニュー開発に取組み中である。
※なお研究試作の様子は『麺匠ときしらず』のツイッターに載ってます(^^)
新巻鮭ラーメンの販売は終えたとはいえ、『麺匠ときしらず』には店主のラーメン研究の成果が以下のようにメニューとなって表れている。
『麺匠ときしらず』主なメニュー
煮干しラーメン
すっきりしながらコクのある醤油ラーメン
鶏塩ラーメン
背脂豚骨醤油ラーメン
Wチャーシュー丼
ミニチャーシュー丼
チャーハン
『麺匠ときしらず』基本データ
▶住所:岩手県上閉伊郡大槌町本町1
三陸鉄道大槌駅 1F
▶駐車場:駅前駐車場(無料)
▶営業時間:
[日・月・火]
11:00~14:00(L.O.)
[金・土]
11:00~14:00(L.O.)
18:00~20:30(L.O.)
▶定休日:水曜・木曜
営業日時の詳細については、麵匠ときしらずのツイッターの一番上にある固定ページに載ってますのでご確認ください(^^)